Hawaiian Ribbon Leiとは
ハワイアンリボンレイとは、生花を使わずリボンを縫っ
リボンクラフトの中でもトップクラスの技術力を身に付け、応用が利く「リボンレイ」は、リボンを折り畳んだり編んだり縫い進めることで、カラフルなお花等を形成しレイに仕上げます。
流行に左右されることなく、あなたの技術やセンスを磨き、その後のご趣味やお教室開講まで、幅広いご活躍を楽しんで頂けます。
レイの生い立ち
ハワイに到着すると、空港やホテルでスタッフの方々から歓迎の意をこめてかけられるレイ。南国ならではの鮮やかな花の色彩と新鮮な花の香りをかぐことで、ハワイに到着したことを実感します。レイを手にした途端に日本での忙しい日常を忘れ、ハワイでの素敵なステイを実感できる、そんな強い力がレイには込められている気がします。
レイは旅行者のためのものだけでなく、ハワイの地元の方の日常に根づいており、スーパーや露店、専門店などでも目にすることができます。レイは12世紀頃にポリネシア人によってハワイにもたらされたと考えられており、魔除や供物、社会的地位の象徴として用いられてきました。ハワイでは誕生日や結婚式、卒業式など日常の様々なシーンで、感謝の気持ちや敬愛の念を籠めてレイが贈られます。
レイのお祭り:レイデーとは
ハワイでは毎年5月1日に、レイを取り巻く習慣を称える”レイデー”と呼ばれる行事が行われます。レイデーは1927年に詩人ドン・ブランディングによって考案されました。
ホノルルでは、2008年に開催されたカピオラニ公園での第81回市長レイデー記念式典で、世界最長レイの記録を打ち立てました。非公式に、レイは長さ5,336フィート、1マイル以上を測定しました。
ハワイのすべての主要な島々はレイデーを祝い、各島は特定のタイプのレイと色によって美しさを競い合います。
レイの種類
レイの材料として、初期は貝がら、イノシシの牙などが用いられてきましたが、近年では草花、気のみなどを用いたものが主流です。
レイは、素材の種類や製作手法によって細かい呼称や籠められた意味が異なり、ハワイの島々はそれぞれ島を象徴するレイが規定されています。
形状による呼称としては花などを一列に重ねただけのもっともオーソドックスなクイ、細かく編込んだヒリ、ツイストさせた形をとるウィリ、複数種類を混ぜ合わせたハクなどがあります。
フラワーレイの代表的な種類と利用シーンは以下のようなものがあります。
名称 | 概要 |
---|---|
ピカケ | ハワイ語で孔雀を意味するレイで、ジャスミンを用いる。開ききっていない花をビーズのように繋いで作られる。カイウラニの愛した花として知られ、結婚式の際に花嫁が身につけることが多い。 |
マイレ | キョウチクトウ科の植物の葉を用いたレイで、唯一輪になっていない。 主にフラで使用されたり、結婚式の際に花婿が身に付けることが多い。 |
ティ・リーフ | 食べ物の器としてや、レイ自体のラッピングとしても利用される植物である。 心身を癒し、邪気を祓う力があるとされ、僧侶などが身に付けた。 |
ハラ | 山吹色のパンダナスの果実を用いたレイで、終わりと始まりを意味する。 そのため卒業式や入学式のシーンで用いられる。 |
マウナ・ロア | 薄紫色の花の蕾を使用したレイで、日持ちすることから他の島へ行く際の船旅などで利用される。 |
プア・キカ | シガーフラワーとも呼ばれる細長い植物を用いたレイで、主に男性に贈られる。 乾燥させて色や形を保てることから土産物としても利用できる。 |
オハイ・アリイ | 南米産の赤と黄色の絢爛な花を用いたレイで、晴れの場で女性に贈られることが多い。 |
イリマ | オアフ島の代表レイ。 ハイビスカスの一種の黄色い花を用いるレイで、かつては王族のみが着用を許されていた。 |
オヒアレフア | ハワイ島の代表レイ。 濃厚な香りを放つレイで、伝統的な儀式の際に用いられる。 |
出展:Wikipedia
ハワイアンリボンレイの誕生
リボンや毛糸、コードなどを針と糸で縫ったり編んだりして美しいレイを表現するハワイ生まれのクラフトは、1990年代の半ば頃に誕生しました。
大手クラフトショップに勤めていたキャロル・ミト先生がフラのコンペや大きなイベントのたびにレイの材料となるハワイの美しい花や葉が摘み取られることを悲しく思い「ハワイの美しい自然を守りたい。」
「未来の子供達に美しい自然を残したい。」という
キャロル先生の強くやさしい思いからリボンレイが誕生しました。
簡単な作品は1時間程度で完成し、バレッタ・シュシュなどのアクセサリーなどにもお気軽にアレンジいただけます。いつまでも美しさを残すことができるため手作りの贈り物として大変人気があります。
ハワイアンミュージックを聞きながらのんびりリボンレイを作る楽しさ。